text by Barry G Nicholas / Level

OPALEは、個人的に辛い時期、創造的な混乱の時期に制作されました。私はレベル名義の前作 「Cycla」に続くものを新鮮な見方と方法で踏襲したかったのです。 「Cycla」はピアノとキーボードをソフトで加工し、様々なトリートメントを施して作ったのですが、 今作ではより非断片的で、無加工なものにしたかったのです。私は良き親友のLinden Hale, Keith Berryに電話をし、元素材となるようなピアノのサンプルをお願いしました。その後、 それらをサンプラーに通したのですが今回は元素材に込められたオリジナルの魂をキープすることを 念頭に置き、デジタル処理や質感付けを行っていきました。Oplaeは考えや、 アプローチにおいて一貫したものであります。なんで、ある意味全てのトラックは１つのピースで、 それがいくつものパーツに別れたようなものです。これらのピースは全て「凍てついた瞬間」 を意味しています。多くの人は人生の厳しい時、 そこにずっと立ちすくむ瞬間を経験していると思います。 それは、例えば愛するものを失った悲しみから。 私たちはこのような崇高な瞬間を少しだけでも長く持ちこたえる事ができます。私は、 このような瞬間をいくつかの機会で経験しました。そして、 私はそういう時にその美しさや壮大さを感謝するために、 時には実際の悲しみの時間よりもより多く感傷に浸ることを目的とし、 立ち止まることを切望したりします。Opaleはこのような崇高な瞬間を代弁したもので、 それと同時にそれらが過ぎていくこに対して敬い喪に服すのです。 私の最大の感謝と愛を妻のMaura Wallace-Nicholsに、 またLinden HaleとKeith Berryにはこれらは彼等の創造性から産まれたものなのでその貢献に対して、 スペックのナオとスモール・フィッシュのマイクには私の作品に対して信し惜しみないサポートを してくれた事に対する深い感謝を表明します。