B.G.ニコルズはイギリスで活動するサウンド・リサーチャー、サウンド・アーティスト、サウンド・デザイナーです。過去22年間エクスペリメンタルシーンで活動しています。多くの有名アンダーグラウンドマガジンではスタッフライターやレヴューワーとして、またプロモーターとして、そしてまたひとりのアーティストとして、さまざまな肩書で活動に従事してきました。ニコルズが知られるきっかけとなったリンデン・ヘイルとのプロジェクトECM:323は、Museum of Installation、The Art House Lewisham、South London Gallery、 ICA、The Institute of Contemporary Sculptureといった著名なギャラリーで作品を発表し、彼はサウンドインスタレーション・アーティストとして認められるようになりました。ECM:323は1999年と2001年にはバルセロナのSONORでも作品を発表しています。2004年にニコルズはサウンドインスタレーションのコラボレーションを中断し、現在はSI_COMMとLevelという二つの名義を使い、自身のミニマル音響作品のプロダクションとプロモーションに専心しています。ラジオ局CRMKの番組Garden of Earthly DelightsではWHITE_LINEラジオミックスを担当し、ミニマルサウンド作品とデジタルコンポジションの普及に努める彼は、あらゆる形式のミニマルコンポジションとサウンド作品の献身的なスポークスマンであり、最近では「ニューミレニアムにおけるミニマリズム」というテーマのエッセイ集を編纂するかたわら、新たな素材にも取り組んでいます。彼はまた、建築機関と協力して自身のミニマルサウンド作品を現代公共空間で発表するプロジェクト、ARCHISONICSを計画しています。